いろどりぷらす

いろどりぷらす

ふつうの生活に彩りをプラス!おもしろいコンテンツを紹介したり、考えたことを書きます。

『無能なナナ』は1巻だけでも予想外の展開が楽しいスゴいマンガ

ダ・ヴィンチとniconicoが創設した『次にくるマンガ大賞』の第三回のコミックス部門でノミネートしている『無能なナナ』がとってもおもしろかったので感想を書きます! ※注意事項 すみません、はじめに謝っておきます。 この記事ではちょっと嘘をついてます…

Kindle市場でも1位を獲得。かっぴーの『左利きのエレン』は「絵がヘタ」なのにおすすめしたくなるワケ

まずはこの表紙を見てもらいたい。 素人としての感想だけど、 「下手じゃない?」って思わなかった? まあ確かにお世辞にもきれいな絵ではないと思う。 それなのにこのマンガは刺さる、刺さる。 ついにはKindleアンリミテッドで1位を獲得! うわーん!今日い…

映画『美しい星』に出演してる橋本愛の感想

三島由紀夫が原作のSF映画『美しい星』を見た。監督は『桐島、部活やめるってよ』『紙の月』の吉田大八。そして何より注目していたのが主人公の家族として出る橋本愛。 はぁーかわいい。 『桐島〜』ではうぶな男子高校生に気があるように見せかけて実は彼氏…

『月がきれい』第一話の感想

日本でいま成人している人のほぼ100%が中学生を経験している。みんなが同じ空間で飽きるぐらいずっと一緒に過ごすというのは人生でもなかなかできないことだ。 社会人にもなると、自分が勤めている会社以外にもいろんなコミュニティに所属していて、仕事が終…

近眼をバカにしてごめんなさい

僕は控えめに言っても重度の近眼だ。なにせ小さな頃から、これをやったら目が悪くなると言われていることをかたっぱしからやってきた。 小学校の低学年で「ゲームボーイポケット」を親に買ってもらった。それまでは折り紙や泥だんごを作ることしか楽しみがな…

下品な言葉

電車に乗っていると、聞こうと思っていなくともまわりにいる人たちの会話が耳に入ってくる。3月末にスーツを着た大学生が「今日の卒業式でもう一生会わない人もいるんだよな」なんて話しているとこちらもなんだかしんみりしてしまう。こんな会話ばかりならま…

ラブコメからホラーまでが1冊に。おすすめマンガ短編集『空が灰色だから(1)』阿部共実

いやーなんかホントに阿部共実さんの作品が好きなんですよね。これまであまり文章に起こしていなかったんですが、作品のお気に入りポイントなんかを紹介します。 まずは『空が灰色だから(1)』。この短編集は巻末の説明にある通り、「10代女子を中心に、人々…

「頭寒足暖」が心地よい

年末も年末。あと1日と数時間で除夜の鐘があたりに響き渡るころ。ひたすらに寒い日が続き、体温でこたつのように暖まった布団はもはや蟻地獄である。あまり空調の類は使いたくないが、もうさすがに何も使わずに過ごすのはツラいもの。 僕の部屋には現代の若…

誰がやるのかわからないガチャガチャ【勝手にグッドデザイン賞】

唐突ですが、自分の目を養うためにも「勝手にグッドデザイン賞」というコーナーをつくることにしました。意匠デザイン(見た目など)と機能デザインに優れていると僕が感じたモノ・サービスに勝手に授与します。いわば、これすげー!とデザイン面で驚きのあっ…

いつの間に、石原さとみを使わなければならない法律が制定されたの?

2016年11月が石原さとみすぎた。僕の知らない間に、「今月は石原さとみを使わなければなりません!」という法律が制定されたのだろうか。ご覧ください。 ar 2016年 11月号 Sweet(スウィート) 2016年 11 月号 日経ウーマン 2016年 11月号 steady.(ステディ.) …

「きのこの山」「おいしい牛乳」のあんな所まで見られちゃう!『デザインの解剖展』の感想

六本木の東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTで2016年10月14日から開催されている『デザインの解剖展:身近なものから世界を見る方法』へ行ってきました。 『デザインの解剖展』ってどんな企画展? 私たちは日々、数え切れないほど多くの製品に囲まれて…

映画『何者』は就活のリアルを描いた作品。経験者はツラいかも

映画『何者』を公開日に観てきた。ネタバレせずに感想を書きます。 事前の情報はほとんどなく、映画館で他の映画を観たときに流たCMだけで物語を想像していた。CMで印象に残っていたのは、就活がテーマであること、佐藤健が演じる主人公はダメ人間っぽいとい…

映画『聲の形』が、タイトルのせいで不遇な扱いを受けているようだ

2016年9月17日、人気マンガ『聲の形』の映画が公開された。僕は初日に映画館へ足を運んだ。 原作を知っている身としては予告のPVだけで込み上がり、「aikoの声との相性がよすぎて死ぬかもしれない」なんて公開前から期待をしていたのだが、いまいち周囲の盛…

ようやく『シン・ゴジラ』を見たが、困ったことになった

この頃、映画ばかり見ている。 ようやく、やっとのことで、千年に一度の千載一遇の好機を活かして『シン・ゴジラ』を見た。散々語り尽くされているようなのでいまさら、といったところですが。 毎日のようにニュースサイトの類には触れているから、『シン・…

『君の名は。』は単なる男女入れ替わりラブコメではなかった。(ネタバレなし)

思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを 新海誠監督の最新作、映画『君の名は。』は小野小町の和歌をモチーフの1つとしているという。現代語に訳すと「あの人のことを思って眠りについたから夢に出てきたのだろうか。夢と知っていたな…

画質がよくなるのも考えものだな、と思ったワケ

僕はホラー映画というものがからっきしダメだ。あんなの怖くもなんともない、なんて友人は言うから付き合いで少し見ることもあるが、内心ビクビクしつつ表情はさっぱり涼しい顔をなんとか保つのが精一杯だ。大人になってもホラー映画なんかに恐れているよう…

“もう見ていられない”という感覚

恥ずかしながら映画にはほとんど触れてこなかったが、この頃「名作だ」と言われている映画をたくさん見ている。テレビのCMで流れている「全米が泣いた」と涙の総量を測りたくなるような類の映画しか知らなかったけれど、映画も掘っていくとおもしろいもので…

「どうやっておもしろい本を見つけているの」という問いの答え

僕はわりと本を読む方なので、そのことを話すと「どうやっておもしろい本を見つけているの」と聞かれることがある。もちろん読む本のすべてがおもしろいわけではなくてつまらないと思ったらすぐに読むのをやめるといった細かいコツもあるのだが、本を選ぶこ…

iPad Proでネットや電子書籍の情報を何倍も濃密にする方法(iPad Pro & Apple pencil レビュー)

2016年3月31日に発売されたiPad Pro 9.7インチ。発売日当日からいろんなメディアが開封の儀や、レビューを書いていました。しかし今回のAppleの新製品にはあまり驚きがなかったというような声をききます。いつも注目されるiPhoneの新型が5sの高性能バージョ…

グラドルと部屋で思う存分...新動画メディア『360Channel』が見まわせて新鮮

LINE LIVEや、Abema TV、Facebookのライブ動画など動画事業が慌ただしくなっている昨今。とてもおもしろい新しい動画メディアが始まったようです。 その名も 『360Channel(サンロクマルチャンネル)』です! 名前から連想できる通り、360度見まわせる動画を…

睡眠の質を向上させるため、実験を始めます

寝ることが趣味、という人でなくてもいかにして寝るかということはとても重要だ。だって生きているうちの4分の1ぐらいは睡眠時間なんでしょ。それなのに「睡眠は90分の倍数でとるべき」だとか「寝る前は軽く運動して体温を上げたほうがいい」とか、出典もわ…

新作『ISLAND』は超名作ゲームだった。『シュタゲ』『マブラヴ』に匹敵【感想・レビュー】

久しぶりにとても素晴らしいノベルゲームに出会えた! 『グリザイアの果実』シリーズなど、勢いのあるFronwing(フロントウィング)から、2016年4月28日に15周年記念作品として発売された『ISLAND』は『Ever17』、『マブラヴオルタネイティブ』、『シュタイン…

ノンケだからこそ楽しめる!?世界のハッテン場を疑似体験できる『世界一周ホモのたび』

とんでもないマンガを読んでしまいました...。衝撃的だったので感想をご紹介します。 ※ノンケにはちょっとキツい描写があるのでご注意ください。 『世界一周ホモのたび』ってなに? 僕が読んだマンガは『世界一周ホモのたび』。はい、その名の通り世界中のホ…

期間限定で、鬱マンガ『ミスミソウ』が安すぎて笑った

『ピコピコ少年』 などで知られる、押切蓮介さんの『ミスミソウ』 というマンガをご存知ですか? 僕は笑えるマンガよりも、読後感が最悪で気分が悪くなるようなマンガを好んで読むのですが、この『ミスミソウ』 も文句なしの読後感の悪さでおすすめです。 こ…

アニメ『甲鉄城のカバネリ』が名作の予感。全話の感想を書いていく。

友人に「今期のノイタミナが『東京喰種』とか『進撃の巨人』っぽくておもしろいよ」というおすすめをうけたので見たら、名作の予感がしました。この記事では、前半で未視聴の方向けに『甲鉄城のカバネリ』のあらすじや魅力についてお伝えし、後半は視聴して…

キーボードが電車に!?見立てる力を刺激する「mr.kriss」の作品集

www.instagram.com キーボードの鍵盤が電車に。 www.instagram.com トマトがボクサーの手に。 www.instagram.com プレッツェルがあぐらをかく足に。 これらの作品はチェコのイラストレータ−、クリスティアン・メンサさんの作品。なんと1997年生まれで19歳(20…

『紺田照の合法レシピ』はヤクザ×グルメのギャップが笑える

これもう読みました? *1 合法グルメマンガ『紺田照の合法レシピ』 少年マガジンRで連載されているマンガ『紺田照の合法レシピ』の発想にやられました。いかにもヤクザもののマンガのように見せかけながら、実際には自炊する様子しか描かれていないというギ…

『バーナード嬢曰く。』に読書好きの痛いトコ突かれたが心地いい

いやー、愉快。 「読書好き」を笑って打ちのめす、読書をテーマにしたギャグマンガ『バーナード嬢曰く。』がとてもおもしろかった。施川ユウキさんの作品はあまり読んだことがなく、唯一読んだのは『オンノジ』。NAVERまとめでどこの馬の骨が言っているのか…

ようやく「センス」関連のコンテンツ始めます

「センスを磨くマンガブログ」なんて仰々しいタイトルをつけておきながら、センスのかけらもない記事ばかり書いてすみませんでした。めんどくさかったんです。 新連載始めます さすがにそろそろタイトル通りのコンテンツがないと、唯一いる3人ぐらいの読者に…

『カルト村で生まれました』の「普通」に思わずあの言葉を叫びたくなる

とても興味深いマンガを読みました。 『カルト村で生まれました』高田かや ほのぼのした絵のタッチと、「カルト村」というワードのミスマッチ感。これだけで僕は惹かれて買ってしまいました。この作品はタイトルの通り一般人からすると「カルト村だ」とされ…