いいアウトプットをするためにはメモをとるな?
先日眺めていた記事に、目に止まった言葉がありました。
いま見たら有料版の記事になってしまっていたので、会員ではない方は元の記事を読めません。ごめんなさい。記事の概要はタイトルの通り、「メモをとるな」と言った糸井さんがメモをとることについてしゃべったインタビュー記事です。話相手の澤本さんは電通のクリエイティブ・ディレクターの方です。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20141118/273977/?P=2&rt=nocnt
記事の中にこんな言葉があります。
糸井:メモって、材料が多すぎてどうしていいか分からなくなる、ということにもなりがちでしょう。材料って多すぎてはいけないんです。アイデアというものは、自分の持っている手持ちの札を、ものすごく大事にするところから出るんだよね。
澤本:おかげで僕は、メモを取らないことで、頭の中が余分な材料で飽和することなく、いいものだけ抽出することになっていったと思います。
僕は毎日のように本や記事を読んで新しい情報を得るようにしています。ですが、最近はインプットに集中するばかりでもう少しアウトプットの割合を大きくしたほうがいいのではないかと思い始めました。
ブログの方針にもよりますが、おそらく糸井さんの言っているように、『自分の持っている手持ちの札を、ものすごく大事にする』というのは、どんなアウトプットにも通じるコアな考え方です。
インプットばかりして手持ちの札を増やすことばかりに時間を割くのではなく、大事にする手間を厭わないようにすると、普段とは違った質のアウトプットができるようになるはずです。
p.s.
他に面白いと思った言葉として、
糸井:ぴんと来たことでも、二度と考えないことってあるな、と思ったの。だから、大事なことだからメモしておくんじゃなくて、後で見て面白いことを思い出すためのメモ。夢と同じですよね。そうすると、後で見直した時に、「よかった、メモってすげえな」と思うことがあって(笑)。
澤本さんは20年来、メモを封じていたのに。
糸井:でも、今も、誰かに教わったことを再現するためにメモする、ということはないんですよ。あと、バスの時刻表とかは、今だったらiPhoneで写真を撮っちゃえばいいじゃないですか。
やっぱり一番面白いのは、自分の考えなんですね。その思考って、いい感じで飛んでいれば飛んでいるほど、忘れるものなんです。自分というジャングルの中で、おおっ、と、思いがけない発見をした時にメモをする、というふうにしたら、メモが急に面白くなりました。
大事なことをメモするのではなく、そのときに考えたことをメモすると見返して楽しいメモになりそうです。
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