タラレバ、って理想ばっか語ってんじゃねぇ!!―『東京タラレバ娘』東村アキコ
あらすじ
「タラレバばかり言ってたら こんな歳になってしまった」そんなにイケていないはずじゃないのに気づいたらアラサ―になっていた倫子。6年後の東京オリンピックまでには結婚したいと思うけど…。東村アキコの女子に対する鋭い視点と笑いがさく裂する最新作!!(http://www.amazon.co.jp/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%83%AC%E3%83%90%E5%A8%98-KC-KISS-%E6%9D%B1%E6%9D%91-%E3%82%A2%E3%82%AD%E3%82%B3/dp/406340935X)
感想・レビューのようなもの
高校1年生の頃はかなり真面目に過ごしていたのですが、2年生になってから急に不真面目になりました。めんどくさくなってしまったんですかね。あまり覚えていません。
まともに授業に行かない、大学生のような生活。朝起きて、気分がよかったらそのまま登校。ちょっとめんどくさかったら午後から登校。けれども学校での振る舞いはそれまでと変わらず真面目だったので、かなり扱いづらい生徒だったはず。きっとその頃の僕は他の人とちがうことをしている自分に酔っていました。
B男「今回はマジで勉強してない!!」
(バカヤロォォォォォォォ!っんなこと言うなら勉強しろ!!)
と、心の中で思っていました。あくまで心の中で!はい、偉そうに思っててすいませんでした。よくある学校の風景。「今回のテストはマジでヤバイ‼︎」なんて深い意味はありません。あいさつみたいなもの。そのささいなあいさつを受け入れられずにいたのです。
そう、いろんなことを斜に構えるタイプの人間でした。いま思うと相当めんどくせーやつ。純粋に高校生活を楽しんでい " れば " よかったのになと思います。
もし、「私勉強してなーい!やばーい」というあいさつに疑問を持たずに自分も使っていたら、キャッキャウフフな高校生活が送れたような気がしないでもない。
「いろぷらくーん、勉強教えて♡」
「え…いいけど。」
(なんでわざわざ僕に聞いてきたんだろ。もしかして、気がある…? いや、でもタイプじゃないしな…。ん?よく見るとちょっとかわいいかも…)
というような切ない状況もなくなったでしょう。
「タラレバ娘」の主人公、アラサー倫子も若いころは僕と同じように少し斜に構えて過ごしていたようです。
私の周りのアラサーアラフォーの女友達をネタにそのまんまひどいマンガ描いてやろうと思っただけです!!!
とあとがきで冗談交じりに言っているだけあって、とてもリアリティのある言葉がたくさん。女性でなくても、笑いながらアラサー女性の世界を覗けます。
これを読んだ方は、「タラレバばかり言ってたら、こんな歳になってしまった」なんてことのないようにお気をつけください。
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