いろどりぷらす

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ふつうの生活に彩りをプラス!おもしろいコンテンツを紹介したり、考えたことを書きます。

ブログの文章は短くすべき?

 

基本的にはブログは自分の書きたいように書けばいいものです。しかし、人によっては「収益を得たい 」だとか「できるだけ多くの人に自分の文章を読んでもらいたい」といった目的があるはず。

 

目的があるなら、なんとなく書きたいように書くだけというのはもったいないのではないかと思います。

 

ブログ記事は短文がいい?

 

こんな記事を読みました。

 

ブログの文章量が自己満足になっていた件| らふらく^^ ~ブログで飯を食う~

3000文字超えの記事でも、文章を要約して根本思想を突き詰めると、実は数百字で表現できてしまうのです。

もちろん、伝えるための根拠や理由を列挙しているんだけれども、それらがなくてもある程度は伝わってしまう。さらに、「読み手にとって根拠や理由なんてどうでもいいのでは?」と考えるようになりました。

僕たちブロガーにとって「根本思想」を把握して、「いかに肉付けせずに文章を書けるか」が重要になっていくと思うのです。 

タイトルにもあるように、自己満足で長い文章を書くのではなくて伝えたいことをできるだけ短く書いた方が読まれやすいのではないかという主張です。

 

確かにスマートフォンで流し読みをするときには短い文章で記事が書かれていると読みやすいと感じることが多いです。

 

 一方でこんな記事もあります。

 

バイラルメディアの次は「長文」コンテンツが来る! : まだ東京で消耗してるの?

長文コンテンツが「来る」と思われる理由はシンプルで、それが「オリジナリティの高い」コンテンツだからです。

 「パクろうと思ってもパクれない」「そこでしか読めないコンテンツがある」というのは、実に基本的ですが、メディアの価値になります。バイラルメディアはパクりパクられが当たり前になっちゃってますから

 

イケダハヤト×谷口マサト【前編】「これからのコンテンツの可能性は『長さ』と『深さ』にある。そしてスマホユーザーの感情を震わせたい」 | 谷口マサトの「スマホでウケる広告の作り方」 | 現代ビジネス [講談社]

谷口:いま、「長い接触時間」と「深く読んでもらうこと」をテーマにいろいろと試しています。スマホ利用者はダラダラと読む傾向があるんですが、そうなると文学的な深みも出せるようになるかもしれません。

ウェブ記事は歴史がないからこそ、スマホにもっとも最適化したものを大胆につくりやすいと思っています。今後は、どう記事を長く、深みをもたせるのかというところに可能性があると思っています。

 バイラルメディアのような短文メディアが流行ったからその反動として長文がくる!というような話や、長文でしか提供できない価値があるということですね。

 

結局どっちなの…?

 

 

長文か短文、どちらかに特化すべき

 

18ヶ月で月間読者が500万人を越えた『Quartz』(クォーツ)というデジタルメディアがあります。(2014年2月の時点)このメディアの考え方として「クォーツ・カーブ」というものがあります。

 

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アメリカの新聞の平均的な記事の長さは、紙面の上から下までの一段の記事で、語数にして700語台である(日本語に訳すと2千数百字になる)。だが、『クオーツ』は、500語よりも短い記事と、800語よりも長い記事に特化している。

 

この哲学に行き着いたのは、トラフィックを分析したところ、デジタルでよく読まれるのは短い記事か長い記事のどちらかだという分析結果を得たからでもあり、700語台の記事は無駄が多いと考えるからでもある。

アメリカで躍進中のビジネスニュースサイト『クオーツ(QUARTZ)』 その編集方針と経営戦略を聞いた | New York Sophisticated | 現代ビジネス [講談社]

 

このクォーツカーブにのっとって、ブログの方針に合わせて短文か長文に特化した方がいいと僕は考えます。

 

あなたのブログはストック?フロー?

 

ブログには分類ごとに文章の長さに向き不向きがあります。 下記のポジションマップを見てください。軸は2つ。

 

  1.  テーマを絞っていて、事実中心で専門的か、その時々で好きなことを書いているか
  2.  すぐに書くか、じっくり詳しく書くか

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※ブログは基本的にストック型のメディアなのであくまで傾向としての分類です。

 

雑な分類ですが、みなさんのブログもなんとなくどの辺に位置するかイメージできましたでしょうか。

 

このタイプのブログにはこれ!

専門情報×フロー

最新情報を追うようなブログは早く情報を提供することが最大の価値です。記事は端的に早く投稿したほうが読まれやすいでしょう。

 

専門情報×ストック

この象限に位置するブログの読者は、長くても丁寧に詳しく書かれている記事を求めます。

 

コラム×フロー

時事ネタについて自分の考えを述べているようなブログなどがあてはまります。文章が長いことが最も大事というわけではありません。長くてオリジナリティのある文章よりも端的に意見を述べている方が読まれやすい。

 

コラム×ストック

 ここに位置するブログはあくまで日記だったりで、そもそもあまり「ブログ運営」みたいなことに興味はないかもしれません。あえていうならば、オリジナルのコンテンツを生むために長文の方が価値を生み出しやすい。ただし、概して読まれる長文はハードルが高いです。

 

 

とまあ偉そうに、ブログの長文短文問題について考えたことを書きました。みなさんのブログ運営に役立てば幸いです。

 
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