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マンガ大賞2015は東村アキコの自伝エッセイマンガ『かくかくしかじか』

 

マンガ好きの有志によって選ばれる、『マンガ大賞2015』が決まりました。栄えある第1位は、東村アキコさんの自伝エッセイマンガ『かくかくしかじか』です!以下、ランキングです。

 

マンガ大賞2015』ランキング

 

1位『かくかくしかじか』東村アキコ

 

2位『子供はわかってあげない田島列島

 

3位『聲の形大今良時

 

4位『僕だけがいない街三部けい

 

5位『BLUE GIANT石塚真一

 

6位『ボールルームへようこそ竹内友

 

7位『イノサン坂本眞一

 

8位『僕のヒーローアカデミア堀越耕平

 

9位『王様達のヴァイキング』さだやす・ストーリー協力 深見真


10位『累』松浦だるま

 

11位『月刊少女野崎くん椿いづみ
12位『魔法使いの嫁ヤマザキコレ
13位『宝石の国市川春子
14位『ドミトリーともきんす』高野文子

 

この受賞に文句を言う人はいないでしょう。僕は『子供はわかってあげない』が1位だと思ったのですが、結果には納得です。このブログで何度も触れていますが、東村アキコさんの作品はとても好きです。特に、東村さんご自身の経験を描いた『かくかくしかじか』は多くの人に受け入れられやすい名作です。美大への進学を希望する主人公が厳しい絵画教室の先生と出会い、マンガ家を目指していく過程が描かれています。

 

映画化、アニメ化された『海月姫』をはじめ、現在これだけ活躍されている方がどのような生活を送っていたのかを知ることができます。「マンガなんて、なんとなく絵柄を真似したら描けそうじゃん」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、東村さんの今のご活躍の裏にはやはり素晴らしい恩師がいて、とてつもない努力があり、一方で時にはだらけてしまうことも。自分の成功を描くときにはどうしても「かっこいい」部分ばかり取り上げてしまいたくなりますが、『かくかくしかじか』ではむしろダメな部分をたくさん恥ずかしげもなく描いてます。

 

東村さんは若い頃特有の調子にノッている様子なんかの、他の人から見たら笑えるネタを、ネタをとして扱うのがとてもうまい。あまり勉強をせずに望んだ大学受験。いつも通り「野生のカン」で解答した結果、8割近い高得点をとった後のこのポーズ。

 

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同じような経験があったとしても、この微妙にカッコつけてる感じのおもしろいポーズを描ける人はなかなかいません。こうした笑えるギャグ要素だけで終わらないのが『かくかくしかじか』。素晴らしい作品です。受賞おめでとうございます。

 

その最終巻である第5巻が明日(3/25)発売ということで、このタイミングでの受賞は出版社の方は大歓喜ですね。久しく発売日にマンガを買うことはありませんでしたが、僕は明日購入したいと思います。 

 

かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)

かくかくしかじか 5 (愛蔵版コミックス)

 

 

授賞式ライブ配信動画

 

プレスリリース

http://www.mangataisho.com/data/2015/press20150324.pdf

マンガ大賞2015コメント集

http://www.mangataisho.com/data/2015/comment2015.pdf

公式サイト

マンガ大賞2022

 

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