触れると照れる!?思わず愛着が湧く容器『NAKED』
なんか変な容器を見つけた。
どうやらロシアのデザイナーがつくったものらしいですが、不規則に凹凸のある不思議な形をしている。「グッドデザイン賞」を取るようなモノはちょっと不規則な形でも人が持ちやすいような形になっていたりするが、そういうわけでもなさそう。
触れると照れる容器
ではどんな特徴があるのか、というと、この容器は照れちゃうんです。どういうことかというと、こういうことです。
触れると赤くなる容器なんです。現象的には表面に塗布されたサーモクロミック塗料が体温で変色しているのですが、触ると赤くなるというのを見ると不思議と擬人化して捉えて「触ると照れるなんて、かわいいやつだな〜」なんて感じますね。
(横から見ると、右から2番目の容器がちょっとおしりっぽい)
一般的な容器の見た目は不変なので、ただのモノとして捉えてぞんざいに扱ってしまいがちです。しかし、この『NAKED』のように人の身体を思わせるような反応があると、きっと触れるときはちょっと優しく、できるだけ汚れないように使うようになるでしょう。
人っぽく反応させるというのは、他のところでも使えそうですね。
こういう話が好きな方は、下記の本がオススメです。ぜひ読んでみてください。
こちらは電通の岸さんが書かれた本。専門的ではなく誰でも理解できるように書かれているので、とても読みやすい。実際のプロモーションの事例を見ながらプロダクトでコミュニケーションをする、「コミュニケーションデザイン」についての理解が深まります。
All images by Stas Neretin
こちらもおすすめ
○『星のドラゴンクエスト』はライト層の快適さを追求した、センスのいいゲーム