誰がやるのかわからないガチャガチャ【勝手にグッドデザイン賞】
唐突ですが、自分の目を養うためにも「勝手にグッドデザイン賞」というコーナーをつくることにしました。意匠デザイン(見た目など)と機能デザインに優れていると僕が感じたモノ・サービスに勝手に授与します。いわば、これすげー!とデザイン面で驚きのあったものを紹介するということです。
勝手にやっているだけなので、1億円で買われるほどの経済効果なんかは全くありませんよ。
栄えある第1回は…こちら!
「定礎-マグネット&置物- ガチャガチャ」
Good
・ニッチすぎて、思わずツッコみたくなる欲が湧く
・ガチャガチャコーナーに注意を集める装置になっている
数ヶ月前に見つけたものなので、どこで出会ったのか記憶が曖昧なのですが、ショッピングモールの片隅にあるガチャガチャコーナーに佇んでいました。
このガチャガチャを見て最初に思うのは、「絶対やる人いないだろ」ということ。だってたとえば自分の彼女が家の冷蔵庫に「定礎 平成18年9月」なんてマグネットを貼っていたら、こいつヤバいやつだって思いませんか。「見て見て、この定礎!イケてる〜!」とかきっと言うんですよ。
通りがかった人は、定礎ガチャガチャをやる人がいなさそうすぎて、ツッコみたくなる欲望にかられます。しかしそれがこのガチャガチャの役割なのです。これ自体にお金を払う人はいなくても、興味を持った人が隣のかわいい猫ガチャガチャにお金を払うということは発生しているはず。
これはいわば全盛期のイブラヒモビッチのポストプレー。どこからどんなボールが来ても優しくトラップして的確な位置にパス。どんな人が通ってもまず定礎ガチャガチャが視線を集めて、隣のわりと普通なかわいいガチャガチャへと誘導する。そんな影の立役者に「勝手にグッドデザイン賞」を授与します。