ぼくたちはPV数にとらわれなくてもいいのかもしれない (ラジオ版学問のススメ:岡田斗司夫)
おもしろいポッドキャストを聴きました。
いろいろな分野に応用できそうな話だったので、今回はブログに絡めてご紹介したいと思います。
評価経済の重要度が増してきている
若者の就職率が低くなった、だとか新卒で入社しても1、2年でやめてしまう人が増えたという話がとても増えてきました。日本全体の経済成長が鈍化しているのと大きく関係しているでしょう。これから先、とても暗い未来しかないのではないかとつい下を向いてしまいがちですが、岡田さんはそれほどネガティブではないようです。
評価経済とは
評価経済とは周りの人が自分をどう思ってくれているのかを数値化した社会みたいなもの。貨幣経済は、いまどれくらい財力を持っているかを円やドルの形で数値化したもの。評価経済は、たとえばTwitterでフォロワーが何人いるかとか、自分のことを評価してくれる人が周りにどれくらいいるのかこれらを数値化したものなんです。
ホリエモンと一緒に出した本の中で、Twitterのフォロワーが100万人いるのは現金1億を持っているよりはるかに強いと言っている。現金1億円は使ったらなくなりますけど、Twitterのフォロワーはなくならない。
僕はTwitterのフォロワーが7万人ぐらいいる。たぶんやろうと思ったら一生食うのに困らないですね。「お腹すいた。誰かご飯おごって」と言ったら、誰かがおごってくれます。実際にやっている人がいて、もう何年も自腹でご飯を食べたことがない人がTwitterの世界にいるんですよ。
すごい世界ですね。
僕は誰かにおごってもらうたびに、前におごってくれた話をするんです。またはそのお礼をTwitterで言う。「なんとかさんがおごってくれました」というと約10万人のフォロワーにその人の名前が知られる。彼には評価的な利益があるわけです。たぶんその人は何百人かフォロワーが増えます。その結果、おごってくれる人がどんどん増える。相手さえ選ばなければ、一生食うのに困らない。
評価経済の中で生きるには3Cが大事
3Cとは
Contents:持っている能力
Character:どんな人柄か
Community:どんな人と知り合いか
数字で測れるものではなくても本をよく読む、ブログをよく書くなど何か人に教えられたりするものはコンテンツです。言う人によって意味が変わってくるというのがキャラクター。たとえば、ホリエモンが言うのか、ただの大学生が言うのかで発言の意味が変わりますよね。最後に、持っているコンテンツを活かせる場があるのか、というのがコミュニティ。
ブログに絡めると
少し乱暴な話になってしまうかもしれませんが、ブログに絡めて考えました。
「とりあえずPV数とコンバージョン率を上げればいい」というような考え方は自分に入ってくるお金を優先して考えているため、どちらかというと貨幣経済的な考え方です。この場合、釣りのような記事であったり、商材への誘導が最優先の記事が多いブログになるでしょう。これも1つのやり方ですが、あまりとらわれすぎなくてもいいと思います。
一方、評価経済的な考え方をすると大事なのは周りの人からの評価なので、ブログにおいて重視すべきなのはファンです。この人の記事ならなんでも読みたい、この人のブログはおもしろいから周りにおすすめしたい、と思ってもらえることが重要です。似たようなことをイケダハヤトさんもおっしゃっていましたね。チャーハン!
評価経済的に価値を上げるのは手間も時間もかかるでしょう。その上、すぐにはお金は入ってきません。ですが、1度ファンがつくと貨幣経済的に価値を高める方法も増えます。
お金を得ることを目的にしていない場合でも、自分が書いていて楽しいのは評価経済的に価値を高める方だと思います。PV数やコンバージョン率にとらわれるよりも、3Cを意識しつつ、自分が書いていて楽しい記事や質の高い記事を書き続けてファンを増やすべきです。
探したら書き起こしもあったので、こちらも参考にどうぞ。
〈連載1回〉“ラジオ版 学問ノススメ”書きおこし『 僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない 』 - FREEexなう。
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とてもはげみになります。