いろどりぷらす

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ふつうの生活に彩りをプラス!おもしろいコンテンツを紹介したり、考えたことを書きます。

パクリと言われているニコキャスはツイキャスと全く違う思想でつくられている。

 
※本記事に記載されているニコキャスはサービスを終了しました。 
今日(2014-12-12)リリースされたニコキャス、使ってみましたか?

 
ニコキャスとは、簡単に言うとユーザーがライブ映像を配信し、視聴者とコミュニケーションをとるサービスです。このサービスの存在が発表されたときに競合になると言われていたのがツイキャス。名前が似ていますが、大まかなサービス内容も似ています。
 

ニコキャスとツイキャスの違い

しかし、ニコキャスとツイキャスは大きくちがう点があります。それはトップ画面です。両方のアプリを使ったことがある人にとっては自明のことですね。
 
 
まずはツイキャス

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おすすめ、新着順、カテゴリと放送の並び順を選択できるようになっています。
 
 
そしてニコキャス

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タイル状に現在放送中の映像が並んでいます。
 
 
確かに見た目は違うけど、それがどうしたの?と感じた人もいると思います。このタイル状(ニコキャス)の表示が普段見慣れているリスト状(ツイキャス)の表示と違うのは、見た目だけではありません。優先順位のつき方が変わるのです。
 
僕らが日常的に触れているWebサービスの多くはリスト状の表示方法をとっています。たとえば、Google検索はキーワードを入力すると、自分にとって1番興味があるだろうと予測されたページが1番上にきます。検索結果は興味があると予測された順に並ぶため上にある情報の方が優先順位が高く、僕らは基本的に上から順に見ていくことになります。
 
一方、タイル状の表示だとどうなるかというと、リスト状の表示のように優先順位がつけづらくなります。数字や色など特別な装飾がない限り、どのコンテンツが自分にとって大事かわからず、どれも同じぐらいの価値のものとして捉えざるをえません。
 

そもそも、なぜ優先順位をつけているのか

ではなぜ多くのWebサービスがリスト状の表示形式をとっているかというと、その方がユーザーにとって便利だからです。誰だって、限られた時間の中で自分にとって価値がある情報にできるだけ速くたどりつきたいでしょう。
 
逆にタイル上の表示で優先順位がつけづらいとどうなるか。ユーザーは興味のないコンテンツにも目を通さなけらばならないということになります。ニコキャスでいうと、どのサムネイルが自分の好きなユーザーなのか判断がしづらいため、複数の映像に目を通さなければなりません。めんどくさいですね。と、いうように言ってしまうとただ不便なだけだという印象になってしまいますが、この一見ムダな仕様にはとても価値があると思います。
 

僕らの情報源は固定されている

実は僕らは、自分の興味のあるものや人に囲まれて生活するのがあたりまえになってきています。Googleの検索やSNSが普及してから、驚くほど情報を手に入れる範囲が狭くなっているのです。
 
グーグルで検索しても、自分に最適化されたリストが表示されるし、ニュースキュレーションアプリも登録したジャンルや過去に見た記事によって最適化されています。Twitterはフォローしている人のツイートが流れてくるし、Facebookの情報源も友だちによってものすごく固定されています。もちろん、こうした最適化はユーザーの快適さを担保するために便利さを追求したものなので、これはこれで素晴らしい技術です。
 
けれども、自分が興味あるもの、好きなものに囲まれすぎではないでしょうか。好きなものを追い求めるのはもちろん楽しいですが、全く知らないようなところから偶然なにかが降ってくることも、自分の幅を広げてくれるという意味でとてもおもしろいと思います。
 

ニコキャスはツイキャスと全く違う体験を目指している

ニコキャスのあえて優先順位をわかりづらくするタイル状の表示は、都合よく最適化された情報に囲まれている人たちにとって、とても新鮮な体験となるはずです。
 
ニコキャスについての反応を見ると、「使いづらい」「ツイキャスの方がいい」というような感想がほとんどです。けれども、タイル状の表示に関して使いづらいといって批判している意見はおそらく的外れ。ニコキャスは単なる便利さとは違う価値を提供しようとしているのです。ツイキャスの先入観と比較してしまって不便さを感じてしまっているようですが、ニコキャスでしかできない体験、つまり”偶然の出会い”を味わえるようになってくるとだんだんファンが増えてくるはずです。
 
前に放送を見たらおもしろかったから、あの人の放送を見よう。いま放送してるはずだけど、どこかな。あれ、この人はじめて見るけど、おもしろそう・・・え、めっちゃおもしろいじゃんwww
 
というような体験ができると、ツイキャスとはちがったおもしろさにハマる人が出てくる。
 
ニコキャスは目的の映像がなかなか見られなくて無駄な時間を過ごしてしまうことも多いでしょう。でも、ふと目にした放送ではもっとおもしろいことが起きているかもしれません。
 
 
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