男2人、女1人のいびつな関係を描くマンガ『モアザンワーズ』の展開に衝撃を受けた
塩辛うまい。どうもいろぷらです。
なんで塩辛ってあんなにおいしいんでしょう。最近買ったイカ軟骨の塩辛がまた...ね。
今回ご紹介するマンガは『モアザンワーズ』という不思議な恋愛マンガです。これまで読んだことのない衝撃を受けたので勢いにまかせて書きます。
(この記事にはネタバレを含みませんが、Amazonなどの商品紹介にもネタバレがあるので純粋に楽しみたい方は注意してください)
メインキャラクターは男子2人女子1人
ヒロインの高木三枝子。通称みえこは、ちょっとドライな女子高校生。
みえこの中学時代からの友人、妹尾槇雄。通称マッキー。運動神経が良く、何気ない気配りができて周りの女子にモテまくり。
えいじこと、福長永慈はみえことマッキーのバイト先の先輩。
ただの友だちではないけど、恋人でもない
話はみえことマッキーの出会いから始まります。この頃、お互い中学生。彼氏に無理やり迫られて嫌な思いをして家を出たところを心配したマッキーが話かけます。
男と関わりたくないとすら思うような体験の後でも、マッキーの紳士的な態度を見て、みえこは親近感を抱く。すぐに仲良くなった2人は同じ高校に進学し、恋人同士だと疑われるほどに仲良くなります。
高校生になり念願のバイトを始めることに。そこで出会うのがえいじこと、福長永慈。誰とでもすぐに打ち解けるイケメンえいじ。この出会いが、3人の関係を少しずついびつに変化させていきます。
言ってしまいましょう。このマンガは三角関係を描いていますす!(これぐらいはいいよね?)しかしその展開に「うっへぇーマジっすか!?!?」と衝撃を受けたことだけ言及し、詳しくは言いませんよ。
三角関係がマンガの鉄板なのはなぜ?
内容を詳しく説明できない分、少し脱線しちゃいます。ラブコメにはいろいろなパターンがありますが、中でも三角関係みたいないびつな関係って多くないですか?
その理由はマンガのフォーマットにあると思います。
基本的にいまのマンガは週刊誌ないし、月刊誌に連載をするところから始まります。雑誌への掲載が始まると、それからは定期的にその雑誌に掲載され、人気の度合いなどから掲載継続の判断がなされます。(この辺の競争を『バクマン』なんかが描いていますね)出版社側からすればより販売部数を増やしたいので、掲載する作品は読者が「読みたい!」と思っているものだけに絞りたいと考えます。
では読者はどんな作品を雑誌上で「読みたい!」と思うかというと、大事なのは「先が気になる!」という印象です。いっくら内容が濃くても続きが気にならないような作品は、マンガ雑誌のメインにはなりえません。次の月曜日が楽しみで仕方ない、日曜日は思わずそわそわしてしまうような「ワクワク感」を演出できなければマンガ誌内での人気ランキングで上位はとれないでしょう。
作者は当然長い間連載をして、多くの読者を獲得したいと考えますから、この次の週が待てない「ワクワク感」をつくる仕掛けを作品に仕込みます。その方法の1つが三角関係です。2人の関係に比べると3人の関係の方が主人公の心の揺れを描きやすく、読んでいる人の「え、最終的にどっちとくっつくの…!?」という期待を煽れます。
定期連載というマンガのフォーマットがあるから、三角関係を描いたマンガが多いんですね。
『モアザンワーズ』も三角関係を描いた作品ですが、まだ1巻までしか発売されていないので先が気になって仕方ないです。興味を持った方は、Amazonなどの商品紹介などに気をつけながら読んでみてください。僕はもはやほぼ目をつぶって買ったおかげでとても楽しめたので、みなさんも薄目でボタンの位置だけ確認しながら一瞬で買うことをオススメします。