思春期エネルギー全開っ!!! ほんっと... バカだなぁ お前らー『R-中学生』ゴトウユキコ
本のいいとこおすそわけ。
今回ご紹介するのは、ゴトウユキコさんの『R-中学生』(3巻完結)というマンガです。思春期エネルギー満載の最高のマンガでした。
あらすじ
普通の男子にみえて実は汚物のニオイフェチの伊地知。同じクラスの女子の透けブラジャーが気になって仕方がない吉倉。エロに対する好奇心が尋常ではない堀田。第2次性徴真っ只中の中2男子たちを中心に繰り広げられる、早摘み思春期系ちょいエロコメディ!!(ゴトウユキコのプロフィール&関連作品 | ぽこぽこ)
ほんっと...馬鹿だなぁ お前ら
あらすじを読んでいただければわかりますが、テーマは「性」。オムニバス形式で話が進んでいくのですが、最初のエピソードからぶっ飛んでます。冒頭に、モノローグで主人公が自分は「ニオイフェチ」だと告白する。まぁ「ニオイフェチ」って言っている人は自分の周りにもいるよなぁ...
「君のナプキン 僕にくれ」
誰かこいつを止めてくれ。
登場人物の中学生たちはいろいろなことを経験していく。女子のナプキンで興奮する男子中学生もいれば、友だちの姉のセクシーな姿を何度もオカズにしたり、自分の股間を鏡で見てショックを受けたりもする。
ナプキンは少し珍しい気がしますが、他はよくありそうなもの。今となっては「そういう人いるよね」と思えますが、中学生の頃はどんな性癖があるとか、よく知りませんよね。だからみんな「もしかしたら自分だけ変なのかもしれない...」と悩む。
「性」がテーマになるとどんな作品もシリアスになりがちですが、キャラクターがものすごくイキイキしていて、読んでいて全然つらくないんです。かなり笑えます。特に登場人物の1人、堀田(ほりた)というエロ馬鹿クソ野郎が最高。
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とてもいい役割をしています。空気読まないからムカつくこともあるけれど、めちゃくちゃおもしろいし、いいヤツ。
1巻はこうした登場人物を紹介する色が強いです。というと、つまらないのではないかと思うじゃないですか。いやいや、笑えます。はじめは「性」をテーマにした笑えるマンガかなーと思って読み進めていくと、後半に行くにつれて雰囲気が変わっていきます。この前半後半のギャップがとてもいい。
思春期エネルギー満載!空回りっぷりが愛おしい!!
必ずしも同じ体験をしたことがなくても、そこにある気持ちは誰でも持ったことがあるはず。笑いながら読んでいたら、最後には感動できる傑作。
愛をこめて、
「ほんっと...馬鹿だなぁ お前ら」
作者のページ
ゴトウユキコさんのtwitter
— ゴトウユキコ (@gotouyukiko) 2015, 1月 1
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