東村アキコの話題作『東京タラレバ娘』の名言集【3巻まで】
東村アキコさんの話題作、『東京タラレバ娘』。女性に読ませると「あー、あるある(死んだ魚の目)」という感想がもれなくついてくる、アラサーの女性を殺しにかかっているようなこの作品は、男性が読んでもとてもおもしろいです。女性の生態を観察できますよ。
東村アキコさんの作品がとても好きなので、作中の名言をまとめてみました。新刊が出るごとに更新します。(2015年10月時点で最新巻の3巻まで)
東村アキコ『東京タラレバ娘』1巻の名言
倫子さん
30過ぎたら女は「愛する」よりも「愛される」幸せを選ぶんタラ!!
いつまでも自分の理想を追い求め、なかなか結婚できない酔った主人公に妄想の中で白子ポン酢が語りかけます。
ったく感心するよ...
いい歳して「痩せたら」だの
「好きになれれば」だの
何の根拠もないタラレバ話でよく
そんなに盛り上がれるもんだよな...
俺に言わせりゃ
あんたらのソレは女子会じゃなくてただの...
行き遅れ女の 井戸端会議だろ
イケメンモデルKEYが初めて主人公たち、女性3人組に飲み屋で話しかけた時のセリフ。キレッキレです。
酔って転んで男に抱えて貰うのは
25歳までだろ
30代は自分で立ち上がれ
もう女の子じゃないんだよ?
おたくら
徹底的にアラサーの心をエグるKEY。
俺に枕営業してみろよ
精神攻撃をしてからの、これですよ。こんなセリフ見たことない。笑
東村アキコ『東京タラレバ娘』2巻の名言
あの女より
顔もスタイルもマシ
やりたい仕事で
メシ食えてるだけマシ
もう33歳だけど
40オーバーの
独身女よりは 全然マシ
でも
いくら「マシ」を
数えたって
私の人生全然幸せじゃない
マシがいくつあったって
たったひとつのアレには敵わない
そう
私達が欲しいものは
とっくにわかってる
残念ながら それは多分
「愛」なんです
KEYとの謎の一晩を過ごした倫子が、いつもの酒場で酔っぱらい、歩いているときの独白。東村さんは、ギャグ調の描写からのこうした寂しげな独白のギャップがうまいですね。
わかっちゃいるけどやめられない
酒飲んでグチるのをやめられない
女でいることをやめられない
やめたくても
やめられない
東村アキコ『東京タラレバ娘』3巻の名言
あんたらの歳だとチャンスがピンチなんだよ
ピンチがチャンスなのは若いうちだけ
新人じゃないんだから結果出せて当たり前
若い新人に奪われた仕事が自分に回ってきて、主人公がやる気を見せたときにKEYが放ったセリフ。どこまでアラサーに厳しいんだよ...
幸せになれないってことは
私達にとって死ぬのと同じ
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